日記を書く事

こんばんは。夫です。

今はこうしてはてなブログを利用して日記(あるいは日記的なもの)を書き始めたところでありますが、実は以前、いや遠い昔にも日記を書いていたことがあります。

私が高校2年生の頃、よく遊んでいた友人が「日記を3年間続けた人は将来何者かになれる」という言説を投げかけてきたことがあります。

友人はその言説を信じているとのことで、そのためこれから日記を始めることを決心したとのことでした。

私も将来何者かになってみたかったですし、日記というものはそれなりに人生にとって有用なものであるという認識ではあったので、友人の真似をして私も初めてみました。

そこから、大学1年生の12月まで、かれこれ数年間もの日記生活が始まりました。

とはいっても、案の定高校生活では毎日何かがあるわけではなく、ただ事実の羅列のみを記したページを重ねるのみでした。
私以外が日記を見ることはないでしょうが、それにしても、私にとってもつまらない日記である自覚がありました。


時折、証明写真を撮る機会があったときには撮影したうちの1枚や、記念に保存しておきたいチケットなどをページの間に挟むようにしました。
これについては、数年後に見返したとき、当時こんな顔をした自分がこのページに挟んだのだな、とか、このチケットは〇年前の自分が触ってここに挟んだのだな、とか想像と記憶が掻き立てられ、なかなか趣深い気持ちになりました。

そのような感じで日記を書いていた高2の冬、私にも大学受験のシーズンが到来しました。
受験勉強というものは時にナーバスな気持ちになることもあり、勉強がうまく進まなかった日、模試でいい点数が取れなかった日など、悔しい気持ちやあきらめそうになる気持ちを書き綴っていました
とはいえ発揮する文才は無かったため、「あーーーーー英語ダメだ」「もう寝る」のような日記の体を為していない文章をつづった日も多かったです。
ですが、そのような記録でさえ後から見返すと当時の気持ちが思い出されて、非常にほほえましい気持ちになるものです。


その後、高校3年生を経て無事に大学に合格することができたのです。
大学入学後の生活もなるべく毎日日記に綴ることを改めて決意しました。
毎日同じことを繰り返していた高校時代と違い、新しく楽しい日々を送るようになっていきましたので、どんなに充実するだろうと期待しました。
しかしながら、意外にも日記の習慣は大学1年生の12月31日をもって途切れてしまいました。
理由は、大学生活があまりにも楽しかったからです。

高校時代のように夜は自宅に帰り机に向かうこともせず、大学生活では夜遅くまで遊び、時に外泊し、自宅で机に向かうこともなかなかありません。
日記を持ち歩くようにはしていましたが、結果的にただの小さな日記本でさえ持ち運ぶのが億劫になってしまいました。

そのような経緯を経て、意地で年末まで終わらせたものの、日記の習慣が途切れてしまったというわけです。
そしてその結果、私は現状では何物にもなれておりません。


今思えば、大学時代の楽しい生活、就活のつらい時期、新入社員の不安な時期などなど、多くの思い出があったにもかかわらず日記に残す気持ちが起きなかったことが悔やまれます。

これからはこのブログを書くことをもって、私が何者かになることと同時に、私の人生の思い出作りの一部になっていければと思っています。


おやすみなさい。